職務経歴書の書き方|基本の構成・項目別の書き方・例文・ケース別の対策を解説

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職務経歴書の書き方で大切なのは、これまでの経歴をただ並べることではありません。

「これまでどんな仕事をしてきたか」から「応募先で活かせる経験・強みは何か」までをつなげて整理することがポイントです。

たとえば、

経験 → 担当業務 → 工夫したこと → 成果 → 応募先で活かせる強み

という順番で整理すると、自分の経歴を文章にしやすくなります。

「何を書けばいいのか分からない」という人も、最初から文章を完成させようとする必要はありません。まず経験を細かく書き出し、その後で応募先に合わせて重要な情報を選んでいきましょう。

この記事では、職務経歴書の基本構成から項目別の書き方、職種別の例文、転職回数が多い・短期離職・異業種転職などケース別の考え方まで解説します。

目次

職務経歴書とは?まず知っておきたい基本

職務経歴書の役割

職務経歴書は、これまでの仕事内容や経験、スキル、実績などを整理し、応募先で活かせる経験を伝えるための書類です。

履歴書にも職歴を書く欄がありますが、職務経歴書では仕事内容をより詳しく説明できます。

たとえば「営業職として3年間勤務」と書くだけでは、どのような仕事をしてきたのか分かりません。

職務経歴書では、

  • どのような顧客を担当したか
  • どのような商品・サービスを扱ったか
  • どのような業務を担当したか
  • どのような役割を担ったか
  • どんな工夫をしたか
  • どのような成果を上げたか
  • どんなスキルが身についたか

まで整理できます。

ハローワークも、職務経歴書について「履歴書では書ききれない具体的なキャリアややる気をアピールするもの」と説明し、作成手順や記載例を案内しています。

つまり、職務経歴書は**「何をしてきた人なのか」を応募先に伝えるための資料**と考えると分かりやすいでしょう。

履歴書との違い

履歴書と職務経歴書は、どちらも転職活動で使う応募書類ですが、役割が異なります。

書類主な役割
履歴書氏名・住所・学歴・職歴・資格など基本情報を確認する
職務経歴書仕事内容・経験・スキル・実績などを詳しく伝える

簡単に整理すると、

履歴書=基本情報・経歴の確認
職務経歴書=仕事上の経験・スキル・実績の説明

です。

そのため、履歴書の職歴欄に「株式会社○○ 入社」「営業部に配属」と書いてあるだけでも、職務経歴書では、

「法人顧客を中心に約○年間営業を担当。新規顧客への提案から既存顧客のフォローまで幅広く経験した」

というように、仕事の内容まで具体化できます。

職務経歴書を書くときは、履歴書と同じ情報を繰り返すのではなく、履歴書だけでは分からない仕事上の経験を補足すると考えるとよいでしょう。

職務経歴書に決まった形式はある?

職務経歴書には、履歴書のように全国一律の決まった様式があるわけではありません。

代表的なまとめ方には、

  • 編年体形式
  • 逆編年体形式
  • キャリア式

などがあります。

編年体形式は、職歴を時系列で並べる方法です。

一方、逆編年体形式は、現在または直近の職歴から過去にさかのぼって記載します。直近の経験を先に伝えたい場合に使いやすい形式です。

キャリア式は、勤務先ごとではなく、職種や業務内容などのまとまりごとに経験を整理する方法です。

ハローワークの資料でも、時系列でまとめる方法に加えて、同じような仕事を続けている場合は職務ごとにまとめる方法などが紹介されています。

どの形式を選ぶか迷ったら、自分の経験の特徴が最も分かりやすく伝わる形式を選ぶのが基本です。

ただし、応募先から指定された様式がある場合は、その指示を優先してください。

職務経歴書は何枚くらいが目安?

職務経歴書の枚数に絶対的な決まりはありません。

大切なのは、必要な情報を読みやすく整理することです。

経験が少ないからといって無理に内容を増やす必要はありません。一方で、転職回数が多い人や経験年数が長い人は、すべての仕事内容を詳しく書きすぎると重要な情報が埋もれることがあります。

目安としては、A4用紙で2枚程度を基本に考え、経験や応募先に応じて調整すると作成しやすいでしょう。

たとえば20代で経験社数が少ない場合は、担当業務や工夫したことを掘り下げます。

一方、40代で複数社の経験がある場合は、すべてを同じ分量で書くのではなく、応募先に関係する経験を重点的に整理する方法があります。

「何枚にするか」よりも、採用担当者が短時間で仕事内容と強みを理解できるかを優先しましょう。

手書きとPCはどちらがいい?

職務経歴書は、基本的にはPCで作成すると管理しやすくなります。

PCで作るメリットは、

  • 修正しやすい
  • 応募先ごとに内容を調整しやすい
  • 文字の大きさやレイアウトを整えやすい
  • データとして保存できる
  • 誤字脱字を修正しやすい

といった点です。

ただし、応募先が提出方法や書式を指定している場合は、その指示に従ってください。

また、応募先によってはオンライン提出、メール添付、求人サイト経由など、さまざまな提出方法があります。

求人票や企業からの案内を確認し、指定された形式・ファイル形式・提出方法を優先することが大切です。

ハローワークでは職務経歴書の作成方法を案内しているほか、応募書類の添削相談も行っています。

職務経歴書の基本的な書き方・構成

職務経歴書は、次のような構成にすると整理しやすくなります。

  1. 職務要約
  2. 職務経歴
  3. 仕事内容・担当業務
  4. 実績・成果
  5. 活かせるスキル
  6. 資格・免許
  7. 自己PR
  8. その他、応募先に必要な情報

ただし、すべての項目を必ず入れなければならないわけではありません。

求人や職種によって必要な情報は異なるため、応募先が知りたい情報を優先して構成することが重要です。

ハローワークも、職務経歴書を作成する際には、自分の職務経歴や能力、長所、強みなどを整理し、応募先企業に応じた職務経歴書を作成するためのワークブックを案内しています。

職務要約

職務要約は、これまでの職歴を短くまとめる部分です。

ここでは、細かな仕事内容をすべて書くのではなく、

  • どのような仕事を経験してきたか
  • どのくらいの経験があるか
  • 主な強みは何か

を簡潔に伝えます。

たとえば、

一般事務として約5年間、電話・メール対応、データ入力、請求書作成などの事務業務を経験。業務手順の見直しにも取り組み、正確かつ効率的な事務処理を意識して業務を担当してきました。

という形です。

職務要約を読めば、「この人はどのような仕事を経験してきたのか」が大まかに分かる状態を目指します。

職務経歴

職務経歴では、勤務先ごとの在籍期間や所属部署、役職などを整理します。

基本的には、

  • 在籍期間
  • 会社・組織
  • 雇用形態
  • 所属部署
  • 役職
  • 担当業務
  • 実績
  • 工夫したこと

などを記載します。

単に、

営業部に所属し、営業を担当。

とするよりも、

法人顧客を担当し、新規開拓、既存顧客への提案、契約後のフォローまで一貫して担当。

のように、具体的な業務まで書いたほうが経験をイメージしやすくなります。

仕事内容・担当業務

仕事内容では、「何をしていたのか」を具体的に書きます。

たとえば事務職なら、

  • 電話・メール対応
  • データ入力
  • 書類作成
  • 請求書処理
  • 備品管理
  • 来客対応
  • 営業担当者のサポート

などです。

営業職なら、

  • 新規顧客開拓
  • 既存顧客へのフォロー
  • 商品・サービスの提案
  • 見積書作成
  • 契約手続き
  • 顧客との商談
  • 社内関係部署との調整

などが考えられます。

重要なのは、職種名だけで仕事内容を判断してもらおうとしないことです。

同じ「営業」でも、法人営業と個人営業、新規開拓と既存顧客中心では仕事内容が異なります。

「誰に・何を・どのように提供していたか」まで分解すると、職務経歴書に書きやすくなります。

実績・成果

実績では、仕事を通じてどのような成果を出したのかを記載します。

数字で表現できるものがあれば、具体的な数字を使いましょう。

たとえば、

  • 売上
  • 売上成長率
  • 対応件数
  • 担当顧客数
  • 担当人数
  • 処理件数
  • 作業時間
  • 改善率
  • 新規顧客数

などです。

ただし、すべての仕事が数字にできるわけではありません。

数字にしにくい場合は、

  • 業務改善を行った
  • ミスを減らすための手順を整えた
  • 新人の教育を担当した
  • 他部署との調整を行った
  • 顧客対応を継続して担当した

など、自分がどのような役割を担い、何を工夫したのかを具体化します。

数字を作るために、事実ではない数値を入れる必要はありません。

活かせるスキル

活かせるスキルでは、これまでの経験を通じて身につけた能力を整理します。

たとえば、

  • Excel・WordなどのPCスキル
  • 顧客対応力
  • 営業力
  • 調整力
  • チームマネジメント
  • 業務改善力
  • スケジュール管理
  • 文書作成力

などです。

ただし、「コミュニケーション能力があります」と書くだけでは、根拠が分かりません。

たとえば、

【関係構築力】
既存顧客への定期的なフォローを担当し、顧客の状況を確認しながら必要な情報を提供してきました。

というように、スキルと経験をセットで示すと伝わりやすくなります。

資格・免許

資格・免許は、取得年月と資格名を整理します。

応募先の仕事に関連する資格がある場合は、特に分かりやすく記載しましょう。

一方で、資格がないから職務経歴書が作れないわけではありません。

実務経験が重視される仕事では、資格だけでなく、

  • 実際に担当した業務
  • 使用したツール
  • 対応した顧客
  • 担当した役割
  • 実務で身につけたスキル

などを具体的に書くことが重要です。

自己PR

自己PRは、単に自分の長所を並べる場所ではありません。

基本は、

強み → その根拠となる経験 → 応募先でどう活かすか

の順番で考えます。

たとえば、

私の強みは、相手の状況を確認しながら対応方法を考えられる点です。前職では顧客対応を担当し、問い合わせ内容だけでなく相手が困っている点を確認したうえで対応することを意識してきました。今後もこの経験を活かし、顧客のニーズを把握したうえで適切な提案ができるよう取り組みたいと考えています。

という流れです。

自己PRについてさらに詳しく整理したい場合は、既存記事の**「転職の自己PRの詳しい書き方」**も参考にできます。

その他、応募先に必要な情報

職務経歴書の最後に、応募先に関連する情報を追加することもできます。

たとえば、

  • 使用経験のある業務システム
  • 使用可能なソフト
  • マネジメント経験
  • 特定業界の経験
  • 研修・教育経験
  • 希望職種に関連する経験

などです。

特に異業種転職では、前職と応募先に共通する経験を見つけて整理すると、自分の経験をつなげやすくなります。

ただし、情報を増やせばよいわけではありません。

**「応募先にとって意味のある情報か」**を基準に追加しましょう。

職務要約の書き方

職務要約は、職務経歴書の冒頭で「これまでどのような仕事をしてきた人なのか」を短く伝える部分です。

最初からきれいな文章を書こうとすると手が止まりやすいため、まずは職歴・経験・強みの3つに分けて整理すると作りやすくなります。

職務要約に入れる3つの情報

職務要約では、次の3つを意識しましょう。

  1. これまでの職歴
  2. 主な仕事内容・経験
  3. 応募先でも活かせそうな強み

たとえば事務職を経験してきた場合、

一般事務として約5年間、電話・メール対応、データ入力、請求書作成などを担当。日々の事務処理に加え、業務手順の見直しにも取り組み、正確かつ効率的な業務遂行を意識してきました。

という形です。

「何年働いたか」だけで終わらず、何を経験し、その経験から何ができるのかまでつなげることがポイントです。

職務要約を短くまとめる方法

職務要約は、職務経歴の詳細をすべて入れる場所ではありません。

まず、

「自分は何の仕事をしてきた人なのか?」

を一文で考えてみましょう。

そのうえで、

「その仕事で特に経験があることは何か?」

を追加します。

最後に、

「応募先で使えそうな強みは何か?」

を加えると、要約としてまとまりやすくなります。

たとえば、

経験

小売店で販売業務を担当。

具体化

小売店で接客・販売、売場づくり、在庫管理などを担当。

強みまで接続

小売店で接客・販売、売場づくり、在庫管理などを担当。顧客の反応を確認しながら売場を改善するなど、仮説と検証を繰り返しながら販売施策に取り組んできました。

このように情報を足していくと、最初から文章を考えるより作りやすくなります。

実績が少ない場合のまとめ方

「自分には書ける実績がない」と感じる人もいるでしょう。

しかし、職務経歴書でいう実績は、必ずしも大きな売上や表彰だけではありません。

たとえば、

  • 毎日継続して担当した業務
  • ミスを防ぐために行った工夫
  • 新人への業務説明
  • 顧客からの問い合わせ対応
  • 他部署との調整
  • 業務手順の改善
  • 繁忙期の対応
  • チーム内で担当した役割

なども、仕事を通じて身につけた経験です。

実績が少ないと感じる場合は、「何を達成したか」だけでなく、どのような仕事を任され、どのように取り組んできたかを掘り下げてみましょう。

未経験・異業種転職の場合のまとめ方

未経験職種へ転職する場合は、応募先と共通する経験を探します。

たとえば小売から製造へ転職する場合でも、

  • 数字を確認して改善する
  • 顧客ニーズを把握する
  • 周囲と連携する
  • 業務手順を守る
  • 問題が起きたときに原因を考える

など、職種が変わっても活かせる経験があります。

異業種だからといって、前職の経験をすべて捨てて考える必要はありません。

**「業界は違うが、仕事の進め方として共通する経験は何か」**という視点で整理してみましょう。

職務経歴・仕事内容の書き方

職務経歴では、会社名や在籍期間だけでなく、具体的な仕事内容、役割、工夫、成果まで分解して書くことが重要です。

「営業」「事務」「販売」など職種名だけでは、実際に何をしていたのか伝わりにくいからです。

「何をしていたか」を具体的に書く

まずは、普段の仕事を細かく分解します。

たとえば「営業」と一言で書くのではなく、

  • 新規顧客へのアプローチ
  • 既存顧客への定期訪問
  • 商談
  • 見積書作成
  • 契約手続き
  • 納品後のフォロー
  • 社内関係部署との調整

のように分けてみます。

さらに、

  • 誰を担当したのか
  • 何を扱ったのか
  • どのくらいの規模だったのか
  • 自分はどこまで担当したのか

まで考えると、内容が具体的になります。

職務経歴書を書くときは、いきなり文章にするよりも、まず箇条書きで仕事内容を洗い出す方法がおすすめです。

担当業務と役割を分けて整理する

同じ仕事内容でも、担当した役割によって経験の意味は変わります。

たとえば、

担当業務

  • 接客
  • 売場管理
  • 在庫管理
  • スタッフ教育

役割

  • 担当売場の管理
  • 新人スタッフへの業務説明
  • 売場改善の提案
  • チーム内の業務調整

というように分けてみましょう。

特にリーダーやマネージャー経験がある人は、

  • マネジメント人数
  • 教育内容
  • シフト管理
  • 目標管理
  • 業務改善
  • 他部署との調整

なども整理すると、経験の幅を伝えやすくなります。

転職回数が多い場合も、勤務先を並べるだけでなく、各社で「何を担当し、どのような役割を担ったのか」を整理すると、経歴全体を理解してもらいやすくなります。

数字で表せる実績を探す

数字にできる実績がある場合は、具体的な数字を使いましょう。

たとえば、

売上を伸ばしました。

より、

担当カテゴリーの売上構成比を120%まで伸ばし、そのうち1カテゴリーでは売上構成比を250%伸ばしました。

のほうが、取り組みの結果を具体的に伝えられます。

ここで重要なのは、実際の経験に基づく数字だけを使うことです。

数字が曖昧なら無理に作る必要はありません。

本人が実際に経験した事実として確認できる数字を使い、分からないものは別の方法で具体化しましょう。

実績が数字で表せない場合の書き方

すべての仕事を数字に変換する必要はありません。

たとえば、

顧客対応を担当しました。

だけでは抽象的ですが、

顧客からの問い合わせ内容を確認し、担当部署と連携しながら対応。問い合わせ後の状況確認まで行い、継続的なフォローを意識しました。

とすれば、自分の行動や役割が分かります。

数字にできない場合は、

課題 → 自分の行動 → 工夫 → 結果

という順番で整理すると書きやすくなります。

たとえば、

新人スタッフが業務手順を覚えやすいよう、作業の流れを整理して説明することを意識しました。

のように、日常業務の中で行った工夫も材料になります。

採用担当者が仕事内容をイメージできる書き方

職務経歴書を書くときは、「自分にとっては当たり前の仕事」ほど具体的に説明することが大切です。

同じ職種名でも、企業によって仕事内容は違います。

そのため、

「営業です」

ではなく、

「法人顧客を対象に、新規開拓から既存顧客へのフォローまで担当」

のように、仕事内容を具体化します。

特に異業種転職では、業界特有の専門用語をそのまま使うより、誰が読んでも仕事内容を想像できる言葉に置き換えることを意識しましょう。

自己PRの書き方

自己PRでは、「自分は何ができるのか」を、これまでの経験を根拠に説明します。

ポイントは、強みを単独で書かないことです。

強み → 根拠となる経験 → 応募先での活用

までつなげると、職務経歴との一貫性が生まれます。

自己PRは「強み→根拠→応募先での活用」で考える

たとえば「改善力」を強みとする場合、

私の強みは業務を見直し、より良い方法を考えられる点です。

だけでは、根拠がありません。

そこで、

前職では日々の業務手順を見直し、作業の進め方を整理しました。その結果、担当業務をより効率的に進められるようになりました。今後も業務の中で課題を見つけ、改善につなげる姿勢を活かしたいと考えています。

というようにします。

「私は○○が得意です」だけではなく、なぜそう言えるのかを経験で説明することがポイントです。

自分の強みが分からないときの探し方

自分の強みが分からない場合は、まず「人より優れていること」を探そうとしないことをおすすめします。

代わりに、

  • 自然とできること
  • 周囲から頼まれること
  • 苦労せず継続できること
  • 人から褒められたこと
  • 問題が起きたときに自分が取る行動
  • 他の人が苦労しているけれど自分は比較的できること

を振り返ってみましょう。

たとえば、

「人と話すのが得意」ではなく、

相手の話を聞いて、必要な情報を整理して伝えることが得意

まで具体化すると、仕事上の強みとして使いやすくなります。

強みの見つけ方そのものに悩む場合は、既存記事の**「自分の強みの見つけ方」**も参考になります。

実績がない場合の自己PR

大きな実績がなくても、自己PRは作れます。

たとえば、

  • 正確に仕事を続けてきた
  • 顧客対応を丁寧に行ってきた
  • 周囲と連携してきた
  • 新しい仕事を覚えてきた
  • 決められた手順を守ってきた
  • 小さな改善を積み重ねてきた

などです。

大切なのは「実績がない」と決めつけることではありません。

普段の仕事でどのような行動をしていたかを振り返ってみましょう。

職務経歴と自己PRをつなげる方法

職務経歴と自己PRが別々の話になってしまうと、職務経歴書全体の一貫性が弱くなります。

たとえば職務経歴で、

顧客の要望を確認しながら提案内容を調整してきた。

と書いているなら、自己PRでは、

相手の話を聞き、状況に合わせて提案を調整できることが強みです。

とつなげられます。

このように、

職務経歴=強みの根拠
自己PR=経験から見える強みの整理

と考えると、内容が重なっていても不自然になりません。

応募先ごとに自己PRを調整する方法

自己PRは、応募先によって強調するポイントを変えることができます。

たとえば同じ営業経験でも、

  • 新規開拓を重視する求人
  • 既存顧客との関係構築を重視する求人
  • チームマネジメントを求める求人

では、伝えるべき経験が変わります。

求人票に書かれている仕事内容や求める経験を確認し、

「自分の経験のうち、応募先が求めているものは何か?」

を考えましょう。

求人票の仕事内容や条件を確認する方法については、既存記事の**「求人票の見方」**も参考にできます。

また、企業ごとの特徴まで踏まえて調整する場合は、**「転職の企業研究のやり方」**も役立ちます。

自己PRを詳しく作り込みたい場合は、既存の**「転職の自己PRの詳しい書き方」**に役割を分けてつなげると、サイト全体としても情報を整理できます。

【例文】職務経歴書の書き方を職種別に紹介

職務経歴書の書き方は、職種によって強調する経験が変わります。

ここでは各職種で整理しやすいポイントを例文とともに紹介します。

事務・一般事務

事務職では、

  • PCスキル
  • 書類作成
  • データ入力
  • 電話・メール対応
  • 正確性
  • 業務改善
  • 他部署との調整

などを整理します。

例文

一般事務として、電話・メール対応、データ入力、請求書作成、書類管理などを担当。日々の処理業務では正確性を意識し、業務手順を確認しながら対応してきました。また、周囲と連携しながら営業担当者の事務業務をサポートしました。

単に「PCが使える」と書くのではなく、どの業務でどのように使っていたかまで具体化すると伝わりやすくなります。

医療事務

医療事務では、

  • 受付
  • 会計
  • レセプト業務
  • 患者対応
  • 電話対応
  • 医療機関内での連携
  • 正確な事務処理

などを整理します。

例文

医療事務として受付、会計、電話対応、レセプト関連業務などを担当。患者様への案内では状況を確認しながら分かりやすく説明することを意識し、医師・看護師など周囲のスタッフとも連携しながら業務を行ってきました。

経験した業務だけを記載し、実際には担当していない業務を追加しないことが重要です。

営業

営業職では、

  • 営業対象
  • 新規・既存の割合
  • 商材
  • 営業方法
  • 担当顧客数
  • 売上
  • 目標達成状況
  • 顧客との関係構築

などを整理します。

例文

法人顧客を対象とした営業を担当し、新規顧客への提案から既存顧客のフォローまで経験。顧客の課題を確認したうえで提案内容を調整し、社内関係部署と連携しながら契約後のフォローまで対応しました。

営業実績に具体的な数字がある場合は、事実に基づいて追加しましょう。

IT・Web

IT・Web系では、

  • 担当プロジェクト
  • 担当工程
  • 使用言語
  • 使用ツール
  • 担当役割
  • チーム人数
  • 開発・運用経験
  • 改善経験

などを具体的にします。

例文

Webサイトの運用業務を担当し、コンテンツ更新、アクセス状況の確認、関係部署との調整などを経験。担当業務では進行状況を確認しながら関係者と連携し、期限を意識して作業を進めてきました。

IT・Web職では、職種名だけでなく何の業務を、どの工程で担当したのかまで書くことが重要です。

販売・接客

販売・接客では、

  • 接客
  • 商品提案
  • 売場づくり
  • 在庫管理
  • 顧客対応
  • スタッフ教育
  • 売上改善

などを整理します。

実例ベースの記載例

小売業で接客・販売、売場づくり、在庫管理などを担当。担当カテゴリーについて仮説と検証を繰り返しながら販売施策を考え、売上構成比の改善に取り組みました。

実際の経験として提供された事実をもとにした例では、担当カテゴリーの売上構成比を120%まで伸ばし、そのうち一つでは250%伸ばした経験があります。このように具体的な数字が確認できる場合は、実績として活用できます。

飲食

飲食では、

  • 接客
  • 調理
  • 店舗運営
  • 発注
  • 在庫管理
  • シフト管理
  • スタッフ教育
  • 衛生管理

などを整理します。

例文

飲食店で接客・ホール業務を担当し、注文対応、料理提供、会計、店内の状況確認などを経験。繁忙時間帯には周囲と連携しながら優先順位を考えて業務を進めてきました。

アルバイト経験でも、応募先と関連する仕事内容であれば、具体的な経験として整理できます。

運送・物流

運送・物流では、

  • 配送
  • 入出荷
  • ピッキング
  • 在庫管理
  • 配送ルート
  • 車両管理
  • 安全管理
  • 倉庫内作業

などを整理します。

例文

物流業務として商品の入出荷、ピッキング、在庫確認などを担当。作業手順を確認しながら正確に処理することを意識し、周囲と連携して業務を進めてきました。

運転業務がある場合は、担当した車両や運行業務など、実際に経験した範囲を具体化しましょう。

看護師

看護師の場合は、

  • 診療科
  • 病棟・施設
  • 看護業務
  • 患者対応
  • チーム連携
  • 後輩指導
  • 委員会活動
  • 夜勤経験

などを整理します。

例文

病棟勤務として患者様への看護業務を担当。医師や他職種と情報共有を行いながら、患者様の状況に応じた対応を意識してきました。また、後輩スタッフへの業務説明も担当しました。

勤務先の名称や患者情報など、個人を特定できる情報は必要以上に記載しないようにしましょう。

保育士

保育士では、

  • 担任経験
  • 年齢別の保育経験
  • 保護者対応
  • 行事運営
  • 子どもの安全管理
  • 職員間の連携
  • 書類作成
  • 後輩指導

などを整理します。

例文

保育業務としてクラス運営、子どもの生活支援、保護者対応、行事準備などを担当。職員間で情報共有を行いながら、子どもの状況に応じた対応を意識してきました。

介護士・介護福祉士

介護職では、

  • 利用者への介助
  • 生活支援
  • レクリエーション
  • ご家族対応
  • 多職種連携
  • 記録
  • 夜勤
  • 新人教育

などを整理します。

例文

介護施設で利用者様への生活支援、身体介助、記録作成などを担当。職員間で情報共有を行い、利用者様の状況に応じた対応を意識して業務を行ってきました。

職種別の例文はあくまで考え方を示すものです。実際の職務経歴書では、自分が本当に担当した業務・役割・成果に置き換えることが重要です。

経歴に不安がある場合の職務経歴書の書き方

職務経歴書を書くとき、「転職回数が多い」「短期離職がある」「経験が少ない」などの理由で不安になる人もいるでしょう。

こうした場合も、経歴を隠したり、事実と異なる表現に変えたりするのではなく、これまでの経験を整理し、応募先で活かせる部分を分かりやすく伝えることが基本です。

経歴に不安があるからこそ、最初から文章を書こうとせず、

職歴 → 担当業務 → 役割 → 工夫 → 成果 → 活かせる経験

の順番で整理してみましょう。

転職回数が多い場合

転職回数が多い場合は、職歴を隠すことよりも、経歴全体を読みやすく整理することが重要です。

たとえば、各社について同じように、

  • 在籍期間
  • 職種
  • 担当業務
  • 役割
  • 実績
  • 活かせる経験

を整理します。

さらに、特に応募先と関連する経験には「ポイント」を付ける方法もあります。

記載イメージ

【ポイント】
複数の職場で顧客対応を経験。相手の状況を確認しながら対応方法を調整することを意識してきました。また、チーム内での業務調整や新人スタッフへの業務説明も経験しています。

転職回数そのものが気になる場合は、職務経歴書だけで判断しようとせず、転職理由や今後の方向性も含めて考える必要があります。

詳しくは、既存記事の**「転職回数が多い場合の考え方」**も参考にしてください。

なお、職務経歴書では、過去の勤務先や在籍期間を省略して印象を良くしようとするのではなく、応募先から求められる情報を正確に記載することを基本にしましょう。

1社しか経験がない場合

1社しか経験していない場合は、「書くことが少ない」と考えがちです。

しかし、長く勤務している場合には、その分だけ担当業務や役割を掘り下げられる可能性があります。

たとえば、

  • 入社当初の担当業務
  • その後に増えた業務
  • 任された役割
  • 後輩指導
  • 業務改善
  • プロジェクト経験
  • 顧客対応
  • マネジメント経験

などを時系列で振り返ってみましょう。

作成時の文章

一般事務として電話対応やデータ入力、書類作成などを担当しました。

具体化した文章

一般事務として電話・メール対応、データ入力、請求書作成などを担当。日々の事務処理に加え、業務手順の見直しにも取り組み、正確かつ効率的に業務を進めることを意識してきました。

このように、在籍年数だけではなく、その期間で何ができるようになったのかを掘り下げることがポイントです。

短期離職がある場合

短期離職がある場合は、職務経歴書で無理に長く説明しすぎないことも大切です。

基本は、在籍期間や担当業務などを事実に沿って記載します。

短期離職の理由を詳しく説明する必要がある場合は、応募先の書類指定や面接など、適切な場所で事実と整合する形で説明しましょう。

職務経歴書では、

「短期間だったので何も書かない」

のではなく、

「短期間でも実際に何を経験したのか」

を整理します。

たとえば、

  • 担当した業務
  • 使用したツール
  • 顧客対応
  • チームでの役割
  • 研修で身につけたこと

などです。

重要なのは、短期離職を隠すために職歴を不自然に省略したり、事実と異なる説明をしたりしないことです。

アルバイト・パート経験が中心の場合

アルバイト・パート経験でも、応募先との関連性がある場合は職務経歴書の材料になります。

たとえば販売職なら、

  • 接客
  • レジ
  • 商品管理
  • 売場づくり
  • 新人教育

などを整理できます。

事務職に応募する場合でも、

  • PC入力
  • 電話対応
  • 書類整理
  • 店舗運営
  • 顧客対応

など、応募先で活かせる経験があれば整理してみましょう。

大切なのは、雇用形態だけで経験の価値を判断しないことです。

**「応募先で活かせる仕事をしてきたか」**という視点から、自分の経験を見直してみましょう。

異業種・未経験職種へ転職する場合

異業種転職では、前職と応募先の業界が違うことに目を向けすぎると、自分の経験を活かせなくなります。

そこで、

業界ではなく「仕事の進め方」に共通点がないか

を探します。

たとえば販売職から製造職へ転職する場合、

販売経験

顧客の反応を確認

仮説を立てる

売場を変更

結果を確認

改善する

という経験があれば、改善や仮説検証に取り組んだ経験として整理できます。

実際の経験談として、販売職から製造職への転職を考えた際、担当カテゴリーの売上構成比を120%まで伸ばし、そのうち一つでは250%伸ばした実績を職務経歴書に記載したケースがあります。

また、異業種転職時には、活かせる経験を「ポイント」として整理したうえで、**「人材業界を志望する動機」**という項目を追加し、志望理由を記載した経験もあります。

このように、前職での経験と応募先で実現したいことを別々に書くのではなく、「前職で培った経験を、応募先でどう活かしたいか」までつなげると整理しやすくなります。

ブランクがある場合

ブランクがある場合は、事実を前提に整理しましょう。

そのうえで、

  • その期間に行っていたこと
  • 資格取得や学習
  • 家庭・生活上の事情
  • 就業に向けて準備していること
  • 現在の就業可能な状態

など、応募先に必要な情報を整理します。

ただし、職務経歴書にプライベートな事情を必要以上に詳しく書く必要はありません。

応募先が知る必要のある情報を考え、現在はどのような状態で仕事に向き合えるのかが分かるように整理しましょう。

20代・30代・40代以降で意識したいポイント

年代によって職務経歴書の見せ方は変わりますが、「20代だからこれ」「40代だからこれ」と年齢だけで決める必要はありません。

基本的には、

  • 経験年数
  • 専門性
  • 担当してきた業務
  • マネジメント経験
  • 改善経験
  • 応募先で活かせるスキル
  • 今後の方向性

を整理することが重要です。

20代で経験が浅い場合は、担当業務や仕事への取り組み方を具体化します。

30代では、実務経験に加えて、後輩指導やプロジェクト、業務改善など、任されるようになった役割も整理するとよいでしょう。

40代以降では、これまでの専門性やマネジメント経験、複数の職場で培った経験など、応募先で活かせる経験を選んで伝えることが重要になります。

年齢だけを理由に「もう遅い」と考えるのではなく、これまでの経験を応募先の仕事内容とどう接続できるかを考えましょう。

30代の転職について詳しく整理したい場合は、既存記事の**「30代の転職で意識したいポイント」**も参考にできます。

職務経歴書を書く前に「自分の経験」を整理する方法

職務経歴書で最も時間がかかりやすいのは、文章を書くことではありません。

実はその前にある、**「自分が何をしてきたのかを思い出して整理する作業」**が重要です。

私自身、最初の転職では職務経歴書の書き方が分からず、まず「これまでどんなことをしてきたのか」「どんな作業をしていたのか」「職務範囲はどこまでか」「実績は何か」を伝え、エージェントに整理してもらいました。

その後の転職では、過去に自分が作った職務経歴書や他の人の例を参考にしながら、要点を整理するようになりました。

文章を作ることが得意でなければ、自分がどこを強調したいのかをエージェントに伝えて、添削を受ける方法もあります。

最初から完成形を一人で作る必要はありません。

これまでの職歴を書き出す

まずは、これまでの勤務先と在籍期間を書き出します。

たとえば、

期間勤務先職種・部署
2018年4月〜2021年3月A社販売
2021年4月〜2024年3月B社製造

のように、事実を並べます。

転職回数が多い場合も、最初はすべて書き出して構いません。

後から応募先に合わせて重要な情報を選びます。

担当した仕事を書き出す

次に、それぞれの勤務先で何をしていたかを書きます。

「営業」「事務」「販売」のような職種名だけではなく、

  • 毎日何をしていたか
  • 誰と関わっていたか
  • 何を扱っていたか
  • どこまで担当していたか

まで細かく書き出しましょう。

私自身も職務経歴書を作る際には、日々どのような仕事をしているのかというところまで細かく分解して記載するようにしていました。

特に転職先との共通点がありそうな場合は、その経験を後で強みとして説明できるよう、具体的なエピソードまで一緒に整理していました。

一度ある時点までさかのぼって考えると、その後また思い出す必要がありません。

**「ついでに全部思い出しておく」**くらいの感覚で棚卸しすると効率的です。

より詳しい方法は、既存記事の**「キャリアの棚卸しのやり方」**も参考にしてください。

工夫したことを書き出す

担当業務を書き出したら、

「その仕事をするときに、自分なりに工夫したことは何か?」

を考えます。

たとえば、

  • ミスを減らすために確認方法を変えた
  • 顧客に合わせて説明方法を変えた
  • 作業手順を整理した
  • 周囲と情報共有した
  • 新人が理解しやすいよう説明した
  • 効率化する方法を考えた

などです。

「会社から言われた仕事しかしていない」と感じる人も、日々の仕事の中で何らかの判断や工夫をしていることがあります。

数字で表せる成果を探す

次に、数字で表せるものを探します。

たとえば、

  • 売上
  • 件数
  • 顧客数
  • 担当人数
  • チーム人数
  • 作業時間
  • 成長率
  • 改善率

などです。

ただし、数字はあくまで事実を具体化するためのものです。

「数字がないと実績にならない」と考える必要はありません。

数字にできない経験は、行動・工夫・役割・結果で具体化しましょう。

身についたスキルを整理する

ここまで整理すると、自分が身につけたスキルも見えてきます。

たとえば、

顧客対応

相手の状況を確認して説明方法を変えていた

傾聴力・説明力・関係構築力

というように、経験からスキルを抽出します。

「コミュニケーション能力」のような抽象的な言葉だけで終わらせず、どの経験からそのスキルが身についたのかまでセットにしましょう。

自分の強みを深掘りしたい場合は、既存記事の**「転職の自己分析のやり方」**も活用できます。

応募先で活かせる経験を選ぶ

最後に、応募先の求人を見ながら、これまでの経験から関連するものを選びます。

ここで重要なのは、すべての経験を同じ強さでアピールしないことです。

たとえば営業職の求人で「既存顧客との関係構築」が重視されているなら、過去の経験から、

  • 顧客との継続的なやり取り
  • 顧客の課題を確認した経験
  • 提案やフォロー
  • 問い合わせ対応

などを優先して整理します。

つまり、

経験を全部書く → 応募先に合わせて重要な経験を選ぶ

という順番です。

応募先を選ぶときの判断軸まで整理したい場合は、既存記事の**「転職軸の作り方」**も参考になります。

職務経歴書の完成例を確認する

ここまで整理した内容を、実際の文章に落とし込みます。

ポイントは、最初から完璧な文章を書くことではありません。

まず自分が書いた文章を作り、そこから具体化していきます。

職務要約の完成イメージ

作成時の文章

一般事務として電話対応やデータ入力、書類作成などを担当しました。

具体化・改善した文章

一般事務として電話・メール対応、データ入力、請求書作成などを担当。日々の事務処理に加え、業務手順の見直しにも取り組み、正確かつ効率的に業務を進めることを意識してきました。

改善ポイント

  • 担当業務を具体化
  • 「など」を減らして仕事内容を明確化
  • 工夫したことを追加
  • 仕事への取り組み方を伝えた

最初から完璧な文章を作る必要はありません。

まず「何をしていたか」を書き、その後で具体化していきましょう。

職務経歴の完成イメージ

作成時の文章

小売店で販売を担当しました。

具体化・改善した文章

小売店で接客・販売、売場づくり、在庫管理などを担当。顧客の反応を確認しながら売場を調整し、販売施策について仮説と検証を繰り返してきました。

改善ポイント

  • 職種だけでなく具体的な業務を追加
  • 自分が行った工夫を追加
  • 「仮説と検証」という仕事の進め方を明確化

この後、実際の数字が確認できる場合は成果として追加します。

自己PRの完成イメージ

作成時の文章

人と話すことが得意です。

具体化・改善した文章

私の強みは、相手の状況を確認しながら関係を築ける点です。前職では顧客対応を担当し、問い合わせ内容だけでなく相手が困っている点を確認したうえで対応することを意識してきました。今後も相手のニーズを把握し、状況に合わせて対応する力を活かしていきたいと考えています。

改善ポイント

  • 強みを具体化
  • 根拠となる経験を追加
  • 応募先での活用方法につなげた

実際に強みを考えるときは、「どんなことが得意か」に加えて、**「人が苦労しているけれど、自分は自然にできること」**という軸で考える方法もあります。

また、身近な人に「自分の得意なところは何だと思う?」と聞いてみるのも一つの方法です。

全体を1つの職務経歴書にまとめる

最後に、

  1. 職務要約
  2. 職務経歴
  3. 担当業務
  4. 実績
  5. 活かせるスキル
  6. 資格・免許
  7. 自己PR

などを一つにまとめます。

このとき意識したいのは、それぞれの項目が別々の話になっていないかです。

たとえば、

職務経歴:顧客対応を経験

実績:顧客との継続的な関係構築に取り組んだ

活かせるスキル:関係構築力

自己PR:顧客の状況を確認しながら関係を築ける

というように、内容がつながっていれば、職務経歴書全体として一貫性が出ます。

職務経歴書を提出する前のチェックリスト

職務経歴書が完成したら、すぐ提出するのではなく、最後に内容を確認しましょう。

特に重要なのは、**「自分の経歴が正しいか」と「応募先に必要な情報が入っているか」**の2点です。

誤字脱字を確認する

まずは誤字脱字を確認します。

特に、

  • 会社名
  • 部署名
  • 職種名
  • 資格名
  • 商品名
  • 使用ツール
  • 数字
  • 年月

などは重点的に確認しましょう。

PCで作成した場合は、文章を画面上で読むだけでなく、一度PDFなどに変換して確認すると、レイアウトの崩れや文字切れにも気づきやすくなります。

可能であれば、時間を置いてから読み直すのもおすすめです。

職歴・年月に矛盾がないか確認する

履歴書と職務経歴書の内容が一致しているかも確認します。

たとえば、

  • 入社年月
  • 退職年月
  • 会社名
  • 部署
  • 役職
  • 転職順

などです。

職務経歴書だけを見て確認するのではなく、履歴書と並べて照合すると間違いを見つけやすくなります。

転職回数が多い場合は特に、職歴の順番や在籍期間を確認しておきましょう。

応募先に関係する経験が入っているか確認する

職務経歴書は、これまでの経験をすべて詳しく書けばよいわけではありません。

提出前に求人票をもう一度確認し、

「この求人で求められている経験と、自分の職務経歴書に書かれている経験がつながっているか?」

を確認しましょう。

たとえば求人票で「法人顧客との関係構築」が求められているなら、過去の法人営業経験や顧客フォローの経験を分かりやすく記載します。

逆に応募先との関連性が低い情報を大量に書いている場合は、重要な経験が埋もれていないか見直します。

実績が具体的に書かれているか確認する

実績を記載した場合は、

  • 数字の根拠があるか
  • 期間が分かるか
  • 自分が担当したことなのか
  • 何を工夫した結果なのか

を確認します。

たとえば、

売上を大きく改善した。

より、

担当カテゴリーの売上構成比を120%まで伸ばした。

のほうが具体的です。

ただし、数字を無理に入れる必要はありません。

数字で表せない仕事なら、

「何を担当したか」
「どのように工夫したか」
「どんな役割を担ったか」

を具体化しましょう。

自己PRと職務経歴がつながっているか確認する

自己PRだけを見ると「コミュニケーション能力」、職務経歴を見ると「事務処理能力」というように、内容がばらばらになっていないか確認します。

たとえば、

職務経歴

顧客の状況を確認しながら提案内容を調整してきた。

自己PR

相手の状況を把握し、必要な情報を整理して提案できることが強みです。

というように、職務経歴が自己PRの根拠になっている状態が理想です。

求人票・企業の提出指示を確認する

最後に、応募先から指定されている提出方法を確認します。

チェックするのは、

  • ファイル形式
  • ファイル名
  • 提出先
  • メール添付かWeb提出か
  • 締切
  • 指定フォーマットの有無
  • その他の提出書類

などです。

企業から具体的な指示がある場合は、一般的な職務経歴書の形式よりも応募先の指示を優先してください。

職務経歴書は「経歴を書く」だけでなく「経験をつなげる」書類

職務経歴書を書くときに最も大切なのは、経歴をきれいに並べることだけではありません。

大切なのは、

経験 → 業務 → 工夫 → 成果 → 応募先で活かせる強み

という流れで、自分のキャリアを整理することです。

たとえば、

販売経験がある

接客・売場づくりを担当

顧客の反応を確認しながら売場を改善

売上構成比を改善

仮説と検証を繰り返す力を身につけた

応募先でも改善業務に活かせる

という形です。

こうして整理すると、異業種への転職でも「前職と業界が違うから、何も活かせない」という考え方から抜け出せます。

職務経歴書は、過去を説明するだけの書類ではありません。

「これまでの経験から、自分は応募先で何ができるのか」を考えるきっかけにもなる書類です。

職務経歴書を書く前にキャリアを棚卸ししよう

「何を書けばいいか分からない」という場合は、いきなり職務経歴書の文章を書く必要はありません。

まずは、

  1. これまでの職歴を書き出す
  2. 担当した仕事を細かく分解する
  3. 工夫したことを思い出す
  4. 数字で表せる成果を探す
  5. 身についたスキルを整理する
  6. 応募先で活かせる経験を選ぶ

という順番で進めてみましょう。

特に、これまでの経験を整理するところでつまずく人は、先に**「キャリアの棚卸しのやり方」**を確認すると進めやすくなります。

また、自分の経験や強みをさらに深掘りしたい場合は、**「転職の自己分析のやり方」**も役立ちます。

強みがうまく言葉にならない場合は、**「自分の強みの見つけ方」**も参考にしてください。

そして、職務経歴書の自己PRをより詳しく作り込みたい場合は、**「転職の自己PRの詳しい書き方」**につなげるとよいでしょう。

職務経歴書は完璧に書いてから応募する必要はない

職務経歴書を書くのが初めてだと、「最初から完璧に作らなければ」と考えてしまうかもしれません。

しかし、最初から完成度の高い文章を作る必要はありません。

まずは、

「何をしてきたか」

を書き出します。

次に、

「その中で何を工夫したか」

を追加します。

さらに、

「どんな成果があったか」

を整理し、

最後に、

「応募先で何を活かせそうか」

までつなげます。

この順番なら、文章を書くことが苦手でも整理しやすくなります。

私自身も最初の転職では、職務経歴書の書き方が分からず、仕事内容や職務範囲、実績をエージェントに伝え、整理してもらいました。

その後の転職では過去に作った職務経歴書や他の人の例を参考にしながら作成しましたが、文章そのものが得意ではないため、「どこを押したいのか」をエージェントに伝えて添削してもらうこともありました。

職務経歴書は、自分だけで完成させなければならないものではありません。

必要であれば、転職エージェントやハローワークなど、第三者に添削してもらう方法もあります。

大切なのは、自分の経験を正しく整理し、応募先に伝わる形にすることです。

まとめ:職務経歴書は「経験を応募先につなげる」ことから始めよう

職務経歴書の書き方で迷ったら、いきなり文章を作るのではなく、まず自分の経験を整理しましょう。

基本的な流れは、

  1. 職歴を書き出す
  2. 担当業務を整理する
  3. 自分の役割を整理する
  4. 工夫したことを探す
  5. 数字で表せる成果を確認する
  6. 身についたスキルを整理する
  7. 応募先で活かせる経験を選ぶ
  8. 職務要約・職務経歴・自己PRに落とし込む
  9. 履歴書と内容を照合する
  10. 応募先の提出条件を確認して提出する

という順番です。

職務経歴書は、単に「どこで働いたか」を説明する書類ではありません。

**「これまで何を経験し、何ができるようになり、その経験を応募先でどう活かせるのか」**を整理して伝えるための書類です。

転職回数が多い人、短期離職がある人、1社しか経験していない人、アルバイト・パート経験が中心の人、異業種転職を目指す人、ブランクがある人も、まずは自分の経験を事実ベースで書き出してみてください。

経歴に自信があるかどうかよりも、経験を分解してみることで、これまで気づかなかった強みが見つかることがあります。

そして、応募先に合わせて「何を伝えるか」を選びます。

職務経歴書を作ることは、応募書類を完成させるだけでなく、これまでのキャリアを整理し、これからどの経験を活かしていくのかを考える機会にもなります。

職務経歴書提出前チェックリスト

  • 誤字脱字を確認した
  • 会社名・部署名・職種名を確認した
  • 入社・退職年月に矛盾がない
  • 履歴書と職歴が一致している
  • 担当業務を具体的に書いた
  • 自分の役割を整理した
  • 工夫したことを記載した
  • 数字で示せる実績を確認した
  • 数字の根拠がある
  • 自己PRに根拠となる経験がある
  • 応募先に関連する経験を入れた
  • 求人票の仕事内容を確認した
  • 企業からの提出指示を確認した
  • 指定されたファイル形式・提出方法を確認した

FAQ

Q1. 職務経歴書には何を書けばいいですか?

職務要約、職務経歴、担当業務、実績・成果、活かせるスキル、資格・免許、自己PRなどを基本に整理します。ただし、応募先から指定がある場合は、その内容を優先してください。

Q2. 職務経歴書は何枚が適切ですか?

枚数に絶対的な決まりはありません。経験が少ない人は仕事内容や役割を掘り下げ、経験が多い人は応募先に関連する内容を重点的に整理すると読みやすくなります。

Q3. 職務経歴書は手書きでも大丈夫ですか?

応募先から指定がなければ、PCで作成すると修正や応募先ごとの調整がしやすくなります。提出方法や形式を企業から指定されている場合は、その指示を優先しましょう。

Q4. 実績がない場合、職務経歴書はどう書けばいいですか?

大きな売上や表彰などがなくても問題ありません。担当した仕事、継続してきたこと、工夫したこと、周囲との連携、顧客対応などを具体化すると、経験や強みを整理できます。

Q5. 転職回数が多い場合、職務経歴書で職歴を減らしてもいいですか?

職歴を隠すことを前提にするのではなく、事実に沿って分かりやすく整理することが基本です。各社の仕事内容をすべて同じ分量で書くのではなく、応募先と関連する経験を重点的に伝える方法があります。

Q6. 短期離職した会社も職務経歴書に書くべきですか?

応募先から求められる職歴については、事実と整合する形で記載することが基本です。短期だった場合も、実際に担当した業務や身につけた経験を整理し、職務経歴書で必要以上に理由を説明しすぎない方法があります。

Q7. 異業種転職では、前職の経験をどうアピールすればいいですか?

業界そのものではなく、仕事の進め方やスキルの共通点を探してみましょう。顧客対応、改善、調整、数字を使った分析、チームでの業務など、応募先でも活かせる経験を選んで伝えます。

Q8. 職務要約と自己PRは何が違いますか?

職務要約は「これまでどのような仕事を経験してきたか」を短くまとめるものです。自己PRは、その経験を根拠に「自分にはどのような強みがあるか」「応募先でどう活かせるか」を伝えるものと考えると整理しやすくなります。

Q9. 職務経歴書の自己PRは履歴書と同じでもいいですか?

同じ内容を使うこと自体が問題とは限りませんが、職務経歴書では仕事上の経験を根拠として、より具体的に説明すると役割を分けやすくなります。

Q10. 職務経歴書を書く前に何をすればいいですか?

まず、これまでの職歴、担当業務、役割、工夫、成果、身についたスキルを書き出しましょう。その後、求人票を確認し、応募先で活かせる経験を選んで文章化すると作りやすくなります。

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